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地域おこし協力隊の任期が終わりかけてきた27歳の冬
シェアハウスを所有し、不動産収入を得ることになったものの
茶人としてのキャリアに行き止まりを感じた私は
「職業としての茶人は辞めようと思います」
と周囲の人に話しながら、転職活動をはじめました。
収入源を別に持ったうえで、
趣味としてやりたいお茶をすればいいと。
住宅メーカーの営業か、転職エージェントを候補にいれながら
何社か面接をしていたところ
とある老舗和菓子屋さんの社長が
「せっかくおもしろい人生なのにここで終わらせるのはもったいない」
「うちでしばらくなにかやってみたらいいよ」
とお声掛け下さり仕事をすることに
和菓子屋での仕事
春から喫茶部門の立ち上げと、
Instagramのアカウント運営をさせてもらうことに
写真を撮りつつ、カフェの準備を進め
以前からの付き合いがあった茶農家さんたちに取り扱いの話に行き
和菓子づくりの作業もさせてもらいました
コロナがまだ不安な時期だったので従業員さんがなかなか行きづらい催事も担当したり
していましたが
夏には売り上げが前年を下回ってしまったとのことで契約解除に。
一方で住んでいた町ではカフェイベントを不定期ながら仲間とグレードアップしてつづけていました
3度目の人生の転機
1度目は母が亡くなった5歳、2度目は茶道に出会った18歳。
発達障害傾向が強く、社会適合性が低い人材であると自覚していたため
「会社に入る人生はない」という弱気な側面と
自分の才能を生かして
「好きなように、自由に生きる」という強気な側面がどちらもありましたが
28歳を迎えるにあたって、考え直す時期が来たかと覚悟していました。
22歳のころ茶人を始めると父に言ったときに
「茶人なんて仕事ないじゃないか」
「芸人と同じようなもんだろ」
「まともに働いてくれ、会社の人たちにバカにされる」
と言われたことを思い出し、
M‐1グランプリも結成10年目までしか出場資格ないし
18から茶道はじめて10年、キリがいいのかも。
とあきらめかけながら、
お世話になっていた人にあいさつと相談にまわっていました。
3年前に出会った縁が再び
3年前にお茶の関係で出会っていた人に改めて話にいったところ
「おもしろい生き方を続けてきたね」
「あなたはもっと才能があるのに自分で蓋をしているのはなぜ？」
「整体師をやってみないか」
と言われました。
じつは3年前に会った時から整体のことはすこし教わっていて
茶道で学んだ身体の動きのさらなる理解のために整体は自分で調べていたので
とりあえずはじめることに。
お茶の道具を繊細に扱うトレーニングをしてきたおかげで
むくみのある身体のパーツ、コリのあるパーツが触れて分かるようになり
茶葉から栄養成分が水にどう溶けだすかを研究してきたため
血液やリンパ液の流れや仕組みがすぐに理解できるように
最初はお手伝いとしてやっていたのが、数か月でデビューさせてもらえるようになりました。
同時に
「あなたは占いもできるはずなんだけど」と言われ
カードを使ってみたところ、できたのでした。
茶道のお点前をするときにかんたんに言うと「無」になるのですが
その「無」になった時に直観が働き、様々な情報を瞬時に解析しているようでした。
同時並行で整体、お茶、占いのトレーニングと実践
ご縁のなかで「クラブハウス」で開運部、宇宙からのメッセージということで占いルームを立ち上げ、2022年の3月から毎週2回（最初は1回）をはじめて継続し、2023年3月現在では累計1200人ほどのかたを占いました
整体も、初めのころは法多山のイベントに出展してほしいと言われて青空整体で出たり
今は整体はご紹介か、ご縁があった方のみ承っています
お茶のほうは
中国茶と台湾茶も指導を受け、音楽とのコラボのお茶会をしたり
淹茶選手権という日本茶のパフォーマンスコンテストが発足したので出場したり
お茶で生計を立てなくてもいいと割り切ったため、活動の幅も広がり、自由なお茶ができるようになりました
コーチング開始と弟子
「茶人」をやるために自分に使ってきたコーチングの技術を、仕事として提供することにしたのが2022年でした。
今までも就職活動や転職活動の際、
その他厳しい家庭環境から抜け出す必要のあった友人のために
コーチングをしたことはあったのですが
本格的に「夢を叶えるため」のコーチングを仕事で始めました
私が取り組んできた道が誰かの道しるべになるなら、この上ない幸せです。
こちらもはじめたばかりのときにはご縁があった方だけ
合計で5名のクライアント様がいて、
それぞれの目標のレベルと、ペースに合わせてお手伝いしています
2023年現在、もうすこし拡大して行っていくつもりです。
